大分県経済の4月時点の状況について大分財務事務所は「緩やかに回復しつつある」と評価しました。

大分財務事務所は国や県の統計をもとに企業への調査を踏まえて3か月ごとに県内の経済情勢を取りまとめています。

4月時点の判断について「個人消費」については物価上昇の影響がみられるものの緩やかに回復しつつあるとしました。また「雇用情勢」について、企業の人手不足感が広がっている中有効求人倍率が高止まっていて緩やかに改善しているとみています。

このため、前回1月の調査と同様に「県内経済は緩やかに回復しつつある」と判断しています。

今後の見通しについて、大分財務事務所は春闘での賃上げ状況などを受け、雇用や所得環境の改善により県内経済の回復が期待される一方で、海外景気の下振れや金融市場の変動などの影響に注意する必要があるとしています。