環境大臣と水俣病の関係団体との懇談中に団体側のマイクが切られた問題から1年が経ちます。

その反省から浅尾慶一郎(あさお・けいいちろう)環境大臣はきょう(4月30日)から2日間にわたり団体側と懇談します。
例年、環境大臣は水俣病公式確認の日である5月1日に熊本県水俣市を訪れ、水俣病犠牲者慰霊式の後に、関係団体と懇談してきました。

ただ、去年(2024年)5月に、当時の伊藤環境大臣が水俣病の患者・被害者団体と懇談した際、環境省の職員が団体側のマイクを切ったため、団体側から批判の声があがりました。

そして、1年が経とうとしている中、浅尾環境大臣は「十分な時間を確保し関係者の声をじっくり聞く」として、今日30日から2日間にわたり団体との懇談に臨みます。
浅尾大臣は午後から水俣病公式確認のきっかけの1人でもある小児性患者の田中実子(たなか・じつこ)さんや胎児性患者にも面会する予定です。