警察官や検察官をかたった特殊詐欺被害を未然に防いだとして、郵便局員の男性に警察が感謝状を贈りました。
しかし、山陰両県では今年に入ってから特殊詐欺の被害が多発していて、件数、被害額とも去年の同じ時期より激増しています。
25日、米子警察署から感謝状を贈られたのは鳥取県米子市にある米子浜橋郵便局の局員の井汲真也さんです。
井汲さんは、3月7日、郵便局を訪れた70代の女性が、聞きなれない金融機関の口座へ高額の送金を申し出たことから、詐欺を疑い、警察に連絡。
警察が調べたところ、女性は警察官や検察官をかたる人物から、330万円を要求されていたことがわかりました。
米子浜橋郵便局 井汲真也さん
「普段来られているお客様というのもあって普段と様子がおかしかったのでわかった感じ。今詐欺とかが多いので安心して利用していただけるような郵便局を目指していけたらと思っています」
今回は幸い被害を未然に防ぐことができましたが、今年に入り山陰両県では特殊詐欺の被害が激増しています。