29日午後、島根県安来市で小型飛行機が不時着し、近くの湖に落下しました。乗っていた2人がけがをし、1人は骨を折る重傷と見られます。
航空機は飛行中に、何らかのトラブルでエンジンが停止したということです。
警察などによりますと、29日午後1時36分、安来市荒島町地内の湖「中海」に、「小型航空機が落下した」という110番通報がありました。
乗っていたのは神戸市垂水区の60歳男性と、大阪市中央区の46歳の男性2人で、46歳の男性が骨を折る重傷のもようです。
もう1人も軽いけがをして病院に搬送されましたが、命に別条はありませんでした。
飛行機は近くの出雲空港を離陸した後、大阪の八尾空港に向かったものの、何らかのトラブルで空中でエンジンが停止。
機体が降下したため、中海の南側の岸辺に不時着しようとしましたが、停止することができず、中海に着水したとみられます。
国の運輸安全委員会は重大インシデントとして30日から現地調査を行う予定です。