新年度から通勤や通学で乗るようになったという方もいると思いますが、気をつけたいのが自転車の車輪に物が巻き込まれて事故が起きるケースです。

NITE=製品評価技術基盤機構は先月、自転車に乗っていてヒヤリとしたり、事故に遭ったケースについて全国でアンケートをしました。「車輪が滑った」、「ブレーキが効きにくかった」など、さまざまなケースがある中で圧倒的に多かったのは、「車輪に物を巻き込んだ」ケース。1127人と、回答者の半数以上が経験していました。

雨の日に気をつけたいのが傘の巻き込みです。男性が自転車のハンドルに傘をぶら下げて走っていると・・・前輪に巻き込んで転倒してしまいました。

ちなみに、傘を差したり、傘スタンドを使って自転車に乗ることは去年11月から罰則つきで禁止されています。このためレインコートを着る人が増えていますが、そのレインコートも車輪に巻き込まれる可能性があり、注意が必要です。NITEは自転車の巻き込み事故を防ぐために、荷物を手やハンドルに掛けないことやカゴを利用することを呼びかけています。

傘などのほかに、木の枝やイヤホンなども車輪に巻き込まれる可能性があります。怪我をせず、人にもさせないために安全に自転車に乗ることが求められますね。