石炭で栄えた地域の歴史を学ぶ

温泉で汗を流した後は、田川市へ。
源じいの森駅から乗車して、25分ほど。田川伊田駅で降りると、2つの塔が見えた。

この塔は旧三井田川鉱業所伊田竪坑第一煙突・第二煙突。国の登録有形文化財にも指定されている。かつてこの場所には、日本で最も石炭を産出していた筑豊炭田の中でも、最大規模の炭鉱・三井田川鉱業所があった。
現在は整備され、石炭記念公園になっている。

石炭記念公園にある田川市石炭・歴史博物館では、かつての炭鉱の様子や、石炭で栄えたこの地の歴史を知ることができる。

館内には、石炭を採取している様子が時代ごとに人形を使って展示されていた。女性も重い石炭をかごにいれて背負っている。この地では、生きるために多くの女性たちも地下にもぐっていた。

すすだらけになり、無理な体勢で必死に石炭を掘る様子は、この地域のたくましさ、そして原点なのだろうと思った。














