現在、宮崎市のこどものくにで「春のバラまつり」が開かれていますが、このバラ園を管理しているガーデナーの源香(みなもとかおり)さんが、来年春に卒業することになりました。

源さんが手がけるものとしては最後となる「春のバラまつり」、どんな思いが込められているのでしょうか。

現在、こどものくにで開かれている「春のバラまつり」。

色鮮やかな200種、1600本のバラが訪れた人を魅了しています。

(訪れた人)「すごく穏やかな気持ちになりました」「来てよかったという感じ。きれい」

バラ園の管理をしているガーデナーの源香さん。

源さんはボランティアスタッフとともに、8年間にわたってバラ園を管理してきましたが、来年の春、卒業することになりました。

(源香さん)「バラ園をやり始めて今8年が経って、少しずつ形はできてきて、私はここでいろんな体験をさせてもらって、たくさんチャレンジをしてたくさん失敗もした。ここのノウハウをこどものくにを出て外に広げていきたい、発信していきたいという気持ちもあった」

おととしには管理費が不足し存続の危機となりましたが、クラウドファンディングで多くの人から支援が届きました。

ピンチを乗り越えたバラ園には、今年も、美しい花が咲き誇っています。

(訪れた人)「バラはいろいろな色があってきれいだなと思った」「写真をいくつか撮っているが、写真に撮りきれない美しさがある」

(源香さん)「植物と会話しながら調整をしたり、どうしても手仕事と私は思っていて、ガーデナーがいないとなかなか保つことは難しい」

源さんが、このバラ園に注いできた努力と思いは、ともに働いてきた山下慎吾さんに受け継がれます。

(記者)「源さんはどんな存在?」
(山下慎吾さん)「花みたいな明るくて華やかな存在です」
(源香さん)「彼は本当にバラが好きで、植物が好きで、すごく勉強するので、あとはいろんな人たちとの繋がりやコミュニティを大切にしながら、みんなで作り上げていってほしい」

源さんが手がけるものとしては最後となる「春のバラまつり」は来月25日まで開かれています。

(源香さん)「この春にかけて何か月もみんなで暑い日も寒い日も頑張ってきたので、春が一番お花が多い季節なので、ぜひ皆さんに楽しんで見てもらいたい」

源さんの卒業後も「バラまつり」は続けられるということです。