刑事役と泥棒役に分かれて遊ぶ捜査シミュレーションゲーム「リアルケイドロ」が29日、岩手県一関市で行われました。子どもを含めた参加者が実際の市街地を舞台にした体験型のゲームイベントを楽しみました。

一関市で行われた「リアルケイドロ」は、親子連れや子どもらおよそ230人が参加しました。このゲームは一関市出身で元埼玉県警捜査一課の犯罪コメンテーター・佐々木成三さんが企画、監修したものです。

(佐々木成三さん)
「一枚の写真で、いろんな場所が特定できるんだということに関して、今の子どもたちが知らぬうちに情報が漏れている、自分のSNSを使って情報が漏れているというネットリテラシーの教育にも繋がると思っていて」

リアルケイドロはゴールを目指して市街地を逃げ回る泥棒役の位置を送られてくる写真から特定し捜査本部から指示を受けた刑事役がスマートフォンで撮影すると確保となります。また泥棒役としてタレントの田村淳さんも参加しゲームを盛り上げました。参加者たちは事前にスマホにインストールしたアプリを使用し、泥棒役の確保に向けて刑事の配置を指示するなど実際の捜査の手順を体験しました。

(参加者)
「途中まで1回も泥棒を見つけられなくて、見られずに終わっちゃうかなと思ったけど、最後に捕まえられてうれしいです」
(参加者)
「(泥棒を)捕まえられると思ってなかったんですけど、捕まえて最後に一緒に写真を撮ることができたので楽しかったし面白くてよかったです」

参加者は実際の市街地を舞台にした追跡ゲームを楽しんでいました。