熊本県内3つの高校の生徒が愛情を込めて育て、食肉処理された豚肉の販売会が開かれました。

熊本農業高校の生徒「熊農で育てたお肉を販売しています。いかがですか?」

この販売会は、地元で育てた豚肉の魅力を消費者に知ってもらい、反対に畜産 を学ぶ生徒たちに消費者の声も届けたいと、ゆめタウンを運営するイズミが企画しました。

販売した豚肉は、菊池農業高校と熊本農業高校、天草拓心高校で畜産を学ぶ生徒たちが半年間、育て、その後、食肉処理したものです。

店頭に並んだのは、熊本のブランド豚「赤ぶた」や、おからなど環境に優しい餌で育てた「WL豚(うるとん)」などです。

試食コーナーでは、3校それぞれの豚肉をしゃぶしゃぶにして食べ比べました。

生徒「試食どうでしたか?」
「おいしかったです。脂身があっておしい」
生徒「ありがとうございます」

売れ行きは好調で、バラ肉やロース肉などが人気でした。

半年間、育てた豚を、食肉として販売することに、高校生は本音を覗かせます。

菊池農業高校3年の生徒「自分たちが育てた豚が皆さんに買われるのは悲しさも
あって、嬉しさもあって、いろいろな気持ちでいっぱい」

生徒たちは、育てた経験と今回の消費者の声をもとに、より質の高い豚肉を目指すということです。