障がいがある人に車いすの貸し出しなどを行う、高知県高知市の「タウンモビリティステーションふくねこ」が開所から10周年を迎え、記念イベントが開かれました。

開所から10周年を迎えたタウンモビリティステーションふくねこ(高知市)

高知市の京町商店街にある、NPO法人の事業所「タウンモビリティステーションふくねこ」。2015年4月29日に開所し、障がいがある人や高齢者などに車椅子・シルバーカーを貸し出しているほか、商店街での付き添いボランティアなどを行っています。

シンガーソングライター堀内佳さんが力強い歌声を披露

29日、開所から10周年を迎えたことを記念して、商店街でライブイベントが開かれ、シンガーソングライターの堀内佳(ほりうち・けい)さんが、力強い歌声を響かせました。

◆「ふくねこ」でボランティア活動を行う大学生
「(歌が)すごく心に響きました。涙がうるっときて…」
「これからも、学生と地域の方たちがつながっていけるような活動を、後輩たちにしていってほしいと思います」

コロナ禍後体が不自由な外国人が利用するケース増

「ふくねこ」は、コロナ禍に一時、活動を休止しました。しかし、コロナ禍以降は、高知へのクルーズ船の寄港などにより、体が不自由な"外国人"が「ふくねこ」を利用するケースが増えているということです。

◆「ふくねこ」笹岡和泉 理事長
「応援・ご協力いただいたみなさんや、この場所を必要として利用してくださってるみなさんのおかげであること、『感謝の気持ち』を一番に伝えたいと思っています。初めての方でも訪れて利用していただけるように、これからも取り組んでいきたいと思っています」

より多くの人に利用してもらえるよう、「ふくねこ」は、5月からの運営日をこれまでより2日増やし、「週6日」にするということです。