北朝鮮による拉致被害者の家族らがアメリカ上下両院議員らに拉致問題解決への協力を訴えるため、ワシントンへ向け、出発しました。

家族会代表 横田拓也さん
「時間がないんだと。そのためには日米が協力して向き合って取り組む必要があるんだ。北朝鮮が拉致をして、なお47年、50年近く人質を、私たちの家族を拘束していることを必ず解決してほしい、闘ってほしいということを伝えてきたいと思っています」

家族会事務局長 飯塚耕一郎さん
「我々家族を救うためにアメリカの協力が必要になりますので、その点を強く訴えてきたいと思います」

拉致被害者の横田めぐみさんの弟・拓也さんと、田口八重子さんの長男・飯塚耕一郎さんらは、きょうから5日間の日程でアメリカ・ワシントンを訪れ、アメリカの上下両院議員や国務省関係者らと面会し、拉致問題解決への協力を訴えます。

横田さんは拉致被害者・有本恵子さんの写真を、飯塚さんは恵子さんの父で今年2月に亡くなった有本明弘さん宛にトランプ大統領が2019年に「あなたは必ず勝利する」と書いた手紙のコピーを掲げ、「拉致被害者の親世代で存命なのは89歳の横田めぐみさんの母・早紀江さんただ一人であり、本当に時間がない」と訴えました。

横田さんは「私たちの心の苦しみや心の内側にあるものは必ず、対面で伝えることによって花が咲く」と話していて、「拉致議連」の古屋圭司会長は、ルビオ国務長官との面会も要請していると明らかにしました。