日本から“パンダ”が消える 上野のパンダ2頭も2026年2月に返還

東京にある「上野動物園」のアイドル“双子のパンダ”。

来園者
「かわいい。ふわふわ」

愛苦しい姿で来園者を魅了し、ほとんどの人がパンダグッズを持っていました。

1972年にランラン、カンカンがやってきて以来、上野は“パンダの街”に。
先週リニューアルしたJR上野駅の商業施設にもパンダスイーツが続々登場。

「ア・ラ・カンパーニュ」のパンダのマカロン「マカロン・ド・パンダ(6個入り1944円※数量限定)」は、オープン記念の限定商品です。

上野アメ横商店街にもパンダの商品ばかりを置いた店があります。また、「米よりパンだ!?」という名のベーカリーにも、やはりパンダの商品がズラリ。そんな商店街から、嘆きの声が上がっています。

上野パンダ専任大使 二木忠男さん
「やっぱり我々も危機感を感じますよ」

2026年2月、上野動物園のシャオシャオ、レイレイを中国に返還する期限を迎え、パンダがいなくなるかもしれないのです。

商店街では、パンダの赤ちゃんが生まれたときなど、イベントのたびにセールなどを行い、お客さんを呼び込んできました。

上野パンダ選任大使 二木忠男さん
「上野のパンダは絶対、絶やすことはできないです。看板役者です。パンダこそ我々の命みたいな」

返還までの期限はあと約10か月。日本からパンダがいなくなる可能性があり、パンダファンからも「寂しい、残念」という悲しみの声が上がっています。