26日、栃木県の高速道路で逆走により3人が死亡する事故がありました。
もし、逆走している車に遭遇したら、私たちドライバーはどう対応すればいいのでしょうか。

26日、栃木県那須塩原市の東北自動車道で逆走した車が他の車と正面衝突するなど複数の事故が発生。
この事故であわせて3人が死亡、10人が重軽傷を負いました。

(JAF宮崎支部 川野 修さん)
「いくらエアバッグだとか付いていても、その衝突の破壊力というのは遥かに上回るものだから、亡くなる可能性が非常に高い」

JAFの機関誌『JAFMate』では、一方通行など狭い一般道を含めて逆走してくる車に遭遇したと答えた人の割合は26%と、およそ4人に1人が逆走車に遭遇したことがあると回答。

このうち、およそ8%が高速道路で遭遇していました。

また、県警察本部によりますと、県内で去年1年間に逆走者による物損事故が2件起きたということです。

(JAF宮崎支部 川野 修さん)
「追い越し車線を逆走して来る車が多いと言われているので、基本的には高速道を走る際は走行車線を走っていると思うが、追い越しの際に、追い越した後、ずっと追い越し車線を走るのではなくて、しっかり走行車線に戻ってもらいたい」

高速道路でお互いの車が100キロで走行していたとして、100メートルの距離で避けられるまでの時間はわずか2秒足らず。走行車線を走るだけでなく、基本的な運転の心がけが大事だということです。

(JAF宮崎支部 川野 修さん)
「車間距離を取ること。車間距離を取ると前方が見やすくなる。視界が広がるので、その辺が一番重要なことかなと思う」

逆走している車を見つけた場合、警察は近くのパーキングエリアやサービスエリアなどにある緊急電話を使って通報、もしくは、同乗者が110番通報するよう求めています。

そして、逆走による事故の加害者にならないためにも、連休中に慣れない土地を訪れる際は、事前の計画が何より大切です。