父子手帳「パパ・パスポート」とは?

そのような男性の育児参加を後押ししようと、3月、金沢錦丘高校の生徒が、母子手帳ならぬ父子手帳「パパ・パスポート」を制作しました。企画したのは、当時2年生だった6人の生徒です。

金沢錦丘高校・別所凛さん「みんなでどうして母子手帳があるのに父子手帳がないのかと疑問に思って、自分たちが親になった時にこうであってほしいなみたいな思いも込めて作りました。」

「パパ・パスポート」は、夫婦でコミュニケーションを取りながら、父親が手帳に記入していきます。

赤ちゃんが産まれる前の記録から始まり、初めて抱っこした時の気持ちや、家事や育児のチェックリストなど、全21ページの手帳となっています。

金沢錦丘高校・山谷芽生さん「女性も男性も平等に育児に参加して、私たちがそういう子育てをする立場になった時に、不安なく安心して、こういう子育てができたら良いなと思うので、子育てに興味を持ってもらえたらうれしい。」

この父子手帳を、川原さんにも見てもらいました。

川原元気さん「生まれて間もない頃って、初めてなことしかないので、お風呂入るとか、パパって言うとか、寝返りしたとか、それを記録できるのもめっちゃいいですね。」

未来を担う子供たち。

育休制度が変わるなど法整備も進む中、社会全体で子育てを支援する気運が高まっています。