夏に行われる参議院選挙。「自公」陣営は大きな追い風を受けて、「オール沖縄」陣営は、連敗の流れの中で迎えることになります。

中村さんの勝因について中村陣営の関係者は、19人の与党市議による票の掘り起こしで相手候補を圧倒したこと、うるま市外からも自民党県議団などが応援に駆け付け、いち市長選挙ながら全県をあげた支援の動きがあったことが功を奏したと振り返っていました。
中村さんの票は、元自民党の照屋守之さんに流れる可能性、保守分裂の可能性もささやかれていましたが、中村さんが固める結果となりました。

一方で、照屋大河さんの陣営関係者は敗因について、保守分裂とはならず、単に市政刷新を訴えた新人同士が現職への批判票を分け合う形になったと分析していました。またオール沖縄陣営の候補者選考は去年夏から行われたものの、照屋大河さんへの出馬要請は12月となり、出遅れた点もマイナスに働いたのではと振り返っています。
自公陣営は沖縄市長選に続く勝利で、夏の参院選に向け大きな弾みとなりました。一方のオール沖縄陣営は候補者擁立の遅れだけでなく一部支援態勢に足並みの乱れも見られました。
組織の課題を解消し参院選には一丸となって臨む態勢の立て直しが急務だと言えそうです。