新潟県南魚沼市の農家は、コメを巡る“ある事態”に頭を悩ませています。
フリマサイトでの“コメの転売”です。
【うおぬま倉友農園 販売主任 佐藤夕夏さん】
「去年の夏くらいからコメ騒動は騒がれていたので、いつかは出てくるだろうなと思いはしていたが、“いよいよ出てしまったか”という気持ち」

フリマサイトですでに取引が成立していたコメの価格は、「玄米20キロ」で2万1000円。通常は10キロ7000円ほど、つまり20キロでは1万4000円ほどで販売しているものが、それよりも7000円高く売られています。

農園によりますと、こうした出品は他にも数件確認されたということです。
【うおぬま倉友農園 販売主任 佐藤夕夏さん】
「(転売する人が)やろうと思えば、中身を入れ替えて販売することも可能になっているとは思うので、召し上がる人にも安心安全が確保できなくなる」

魚沼産コシヒカリの中でも、特に希少な塩沢産コシヒカリを手がける「うおぬま倉友農園」。ミネラル豊富な雪解け水で、手間を惜しまずに作ったこだわりのコメを、適正な価格で食卓に届けたいと考えています。

【うおぬま倉友農園 販売主任 佐藤夕夏さん】
「“量より質”、品質のよいお米を作ろうということを会社の目標に掲げて作業している。今、お米がなくて大変な状況ではあるとは思うが、信頼のおけるお店や農家から商品を購入いただければ」
農園ではコメ袋の中身が入れ替えられないよう、パッケージの形状を変更することも検討しているということです。














