アメリカのトランプ大統領は、関税によってアメリカ政府の歳入が増え、「所得税が廃止できるかもしれない」と主張しました。

トランプ大統領
「我々は減税を行うつもりだ。ひょっとしたら所得税を廃止できるかもしれない。関税で十分な歳入を得られると思うからだ」

トランプ大統領は27日、関税の導入により、アメリカ政府の歳入が増えるとして、「所得税が廃止できるかもしれない」と主張しました。

そのうえで、まずは年収20万ドル=およそ2900万円以下の人を対象に大規模な減税を進めていく考えを示しました。

トランプ大統領はこれまでも関税の導入で国の歳入が増え、大型の減税が可能になるという考えを示しています。

ただ、アメリカ国内では、関税によって物価が上昇するなどして経済が混乱するという懸念が広がっていて、NBCテレビの世論調査では、トランプ政権の関税政策への支持率は39%、不支持率が61%となっています。