温水洗浄機能で菌が1万分の1以下に…?
そんな温水洗浄便座のシャワー機能、ノロウイルスの感染拡大をおさえるのに有効だというのです。
ノロウイルスへの感染は通常、「汚染された食品を加熱不十分で食べること」や、「ノロウイルスに感染した人が調理した料理を食べること」などによって感染します。
そこで、二次感染を防ぐためには、便を手に付けないということが大切になります。
同会は第三者機関に委託し、おしり模型を用いて「便を4枚重ねのトイレットペーパーで拭きとった場合にどのくらい菌が手に付くか」という実験を実施。(※実験ではセラチア菌を使用)

その結果、温水洗浄便座を30秒間使った場合は、使わない場合に比べて手に付く菌の数が「1万分の1以下」になることがわかりました。
トイレットペーパーは無数の穴があり、大きさは菌の100倍ほど。そのため、トイレットペーパーを重ねても、菌が通過してしまうのです。

こうした理由からも、排便後の温水洗浄便座の使用がすすめられています。