値上げラッシュの今、安くておいしいと注目されている「プライベートブランド(PB)」。紅しょうが好きがハマるやみつきせんべいや、レンジで“焼きたて”新商品も!いったい推しのPB商品をどこで買っているのか?105人に調査しました。

■ドン・キホーテの「情熱価格」は「量が多くて安い」

物価高の今、大注目の「プライベートブランド」。みなさん、どこのお店でお気に入りを買っているんですか?

旅行中のご家族は…

30代「ドン・キホーテの情熱価格商品。量が多いんですけど、安くて」

お気に入りはドン・キホーテのプライベートブランド「情熱価格」。中でもオススメは「最後まで美味しい紅生姜せん」(323円)です。紅生姜の酸味とおせんべいの甘みが絶妙でおつまみにもピッタリなんだそうです。

30代「紅生姜が好きな人には、絶対ハマる商品だと思う」

■“すべてファミマル”商品で時短料理

50代の女性がよく買いに行くのは「ファミリーマート」だそう。お気に入りは、プライベートブランド「ファミマル」のビーフカレー(124円)。お得にコク深いカレーが味わえるとリピート買いしているということです。

50代女性「ご飯じゃなくてうどんにかけたりもします」

さらに、お気に入りのアレンジは“すべてファミマル”で作るカレーうどん~ツナマヨとコーンを添えて。1食400円以内。疲れた日の時短料理です。

■東急ストアのPB 年下夫のため体にいい「発芽玄米」

一方、51歳の女性は21歳年下で3年前に結婚した旦那さん(30)のために、ある商品を購入しているそう。

51歳女性「主人が家系的に高血圧の傾向があるので、今から気をつけておこうかなと」

それが、東急ストアで買っているというプライベートブランドの発芽玄米。体にいいものを食べて、長生きしてもらいたいそうです。

51歳女性「(Q.夫婦愛ですね)そうですね」

■「みなさまのお墨付き」消費者テストで80%超の支持率で商品化

今回、街中で105人に調査。回答の多かったお店ベスト5を発表します。

9人から回答のあった第5位は、スーパーの「西友」です。プライベートブランド「みなさまのお墨付き」は、消費者テストを行い、味や価格などの総合評価で80%以上の支持率を得られたものだけを商品化。

50代の女性のお気に入りは、冷凍食品の「紅しょうが香る・大粒たこ焼き」(754円)。お祭りの屋台で売っているような大粒サイズで、その支持率は89.9%。

50代女性「紅しょうがの味が結構おいしいなって思って食べています」

■「ライフ」や「ドン・キホーテ」もPB展開

第4位はスーパーの「ライフ」。プライベートブランドを約1600品目も展開しているそうです。

第3位は情熱価格の「ドン・キホーテ」です。

50代男性「この間、買ったのは、ご飯のお供みたいな」

50代の夫婦が最近購入したというのが、「超特大!ガバガバいけちゃうきざみにんにく」(539円)。チキンエキスや唐辛子などを加えた旨みたっぷりの刻みニンニクはご飯との相性抜群。

さらに、パスタを作る時に使えば、これひとつで味付けはバッチリ!

ちなみに、パスタに使ったツナや油も情熱価格の商品。おいしい食卓に大活躍していました。

■猛アピール 女性が愛してやまない「セブンプレミアム」のコロッケ

第2位はセブン-イレブンです。

30代女性「おいしい。好き!」

すごい熱量で猛アピールしてくる女性が愛してやまないのが、「セブンプレミアム」の冷凍食品、「きたあかりコロッケ」(203円)。

30代女性「中のじゃがいもが結構ホクホクしていて、オススメ!」

■第1位は「トップバリュ」

105人中、34人が回答した第1位は「トップバリュ」。

プライベートブランド「トップバリュ」を展開するイオンで、プライベートブランドをどれくらいの割合で買っているのか調査スタート。

週1回、買い物に来るという女性は…

50代「大きい子がいるので。お米の値上がりが一番きつい」

お米の値上がりに悩む女性のカゴを覗いてみると、プライベートブランドのお米が2袋。1袋5キロで4406円です。

50代「(他のお米より)ちょっと安いですよね、200円くらい。おいしいと思います」

さらに、パスタも少しでもお得にと、プライベートブランドをチョイス。子どもが食べるカップ麺も大量ゲット。合計18点の商品のうちなんと12点、67%がプライベートブランドに。

50代「お安いし、いいかなと」

■「トップバリュ」の買い物 どれだけ安い?

では、どれだけ安くなるのか、夫婦のお買い物で検証。

プライベートブランドはチーズやししゃもなど、計4点で768円。

これらを他のメーカーのもので購入してみると、4点で合計1114円。プライベートブランドの方が約350円お得という結果になりました。

■安さの秘密は“1円単位”のコストカット

その安さの秘密は1円単位でのコストカットです。

例えば、コーンポタージュはチャックがポイント。個包装だった袋を、ひとまとめにして袋代を削減。なんと1杯につき約10円もお得に。

他にも、ペットボトルを丸型から四角型にすることで、箱詰めする際の余白が少なくなり、ダンボールの小型化に成功。輸送効率が向上しました。

そんな努力を積み重ね、今月9日からは75品目で値下げを実施しています。

■「レンジで焼き立て餃子」短時間でカリッと食感に

さらに、おいしい新商品もあるんです。70代の女性が見つけたのは、先月、発売されたばかりの「レンジで焼き立て餃子」(213円)。レンジで温めるだけで、焼き目がついちゃうんです。

その秘密は特殊加工の発熱シートで、短時間でカリッと食感に仕上がるといいます。

70代女性「おいしそう。フライパンを使わないからいいかもしれない」

「これは便利!」と2つお買い上げ。ちなみに、70代女性のお買い物は19点中7点がプライベートブランドでした。

70代女性「餃子を楽しみに食べてみます」

■「トップバリュ」の常連 食品だけでなく洗剤も

冷凍食品コーナーで悩んでいる人の姿が。豆腐ハンバーグか、シューマイか、2つのプライベートブランドで悩んでいたそう。

亀田さん「(Q.結果としては?)結果としては、両方買っちゃう。あはは」

迷ったら両方買っちゃう亀田さんは、週4回は来るという常連さん。

亀田さん
「カレーもありますよ!」
「ヨーグルトも」
「ハムもトップバリュの方が安くておいしい」

ご飯とおかずがワンプレートになった新商品や、ヨーグルトやハムなど、まさにプライベートブランドのヘビーユーザー、もしかして、家にたくさんストックがあるんじゃないですか?

亀田さん「いや、いっぱい…まぁ、ちょっと…結構あると思います。あはははは」

ご自宅にお邪魔して、プライベートブランドがどれくらいあるのか、拝見しました。

早速、キッチンを見てみると引き出しから出てきたのは、中華の素やパックご飯などが続々と登場。さらに…

孫・湊佑くん(5)「冷蔵庫ですね~、あと」
亀田さん「冷蔵庫の中にいろいろあります」

出てきたのは冷凍の唐揚げや、お孫さんも大好きウインナーは、さらにお得な半額シール付き。

キッチンにあったプライベートブランドは、その数なんと37点。これはすごい!

亀田さん
「(Q.家庭の味が、プライベートブランドでできているじゃないですか?)そうですね。あはははは」

そんな亀田さんがこの日、夕ご飯のメニューに選んだのは、先ほど迷った末に購入した、豆腐ハンバーグとシューマイ。

孫・澪奈ちゃん「ん~、おいしい♪」

お孫さんたちも大満足。

そして、食品だけでなく食器を洗う洗剤も、もちろんプライベートブランド。最後の最後までプライベートブランドづくしでした。

プライベートブランドをどれくらいの割合で買っているのか?その割合は約3割、10点あたり3点という結果になりました。