ロシアの首都モスクワ郊外でロシア軍参謀本部の幹部が車の爆発で死亡した事件で、FSB=ロシア連邦保安局などはウクライナ特務機関の工作員を拘束したと発表しました。

この事件はモスクワ郊外で25日、乗用車が爆発し、ロシア軍参謀本部の作戦総局副局長、ヤロスラフ・モスカリク中将が死亡したものです。

FSBなどは26日、事件に関与した疑いで、ウクライナ特務機関の工作員、イグナト・クジン容疑者を拘束したと発表しました。

発表によりますと、クジン容疑者は購入した車に手製の爆発装置と監視カメラを設置したということです。

クジン容疑者は2023年にウクライナの特務機関に雇われたとしていて、爆発はウクライナ国内から遠隔操作によって行われたとしています。

クジン容疑者は関与を認めているということで、捜査当局がテロ容疑などで調べを進めています。