中部電力グループの変圧器メーカー「愛知電機」が、3億円以上の損害賠償を求める訴えを起こしました。

愛知電機によりますと、2011年から去年まで、正規の契約手続きを経ていない銅製品の発注料金が、別の商品の取引価格に上乗せされていたことがわかったということです。そのため、愛知電機はこの不正に関わった休職中の40代社員と、ねじなどの金属部品を扱う名古屋市北区の商社を相手取り、総額およそ3億2500万円の損害賠償を求める訴えを、きょう、名古屋地裁に起こしました。愛知電機は管理体制を強化して再発防止に努めるとコメントしています。