高知龍馬空港にアメリカ軍の戦闘機が着陸してから25日で1か月です。県内の市民団体が会見を開き、県に対し「毅然とした情報収集」を求めました。

3月25日、アメリカ軍の戦闘機F-35Bが高知龍馬空港に着陸しました。「予防的な着陸」とされていて、4月25日で1か月、駐機したままの状態です。長期間の駐機に関して、県内の市民団体は県に対し「真相究明と再発防止の働きかけを求める」よう申し入れていますが、県は「予防着陸であり、いたし方のないこと、原因などの情報提供を求める」と回答。市民団体は25日の会見で、県の対応への「物足りなさ」を訴えました。

(郷土の軍事化に反対する高知県民ネットワーク 谷英樹 事務局長)
「もうちょっと深刻に受け止めて毅然とした情報収集、あるいは再発防止の申し入れ、そして県民の皆さんへの説明、情報開示をきちんとして欲しい」

市民団体は「この駐機が軍事利用につながっていくのではないか」と懸念を示しています。中国四国防衛局によりますとアメリカ軍は具体的なトラブルの内容や離陸の時期などについては現在も明らかにしていないということです。