山形県が10年以上かけて開発を進めてきた、コメの新たな品種の名称が、「ゆきまんてん」に決まりました。

吉村知事「その名称は、これです。『ゆきまんてん』という、ひらがな6文字」

これはきょうの知事会見で発表されたものです。

県は、2012年から高温に強いコメを目指して新たな品種の開発を進めていました。

『雪(ゆき)』のように白く、おいしさ『満点(まんてん)』、笑顔『満天(まんてん)』のコメということから、その名が付きました。

名づけ親となったのは、村山市に住む小学5年生の児童です。

今年2月に県が公募を行い、県内外から集まった3000を超える名前の中から決定しました。

吉村知事「雪国で『ゆき』がつくと大体おいしそうな感じがしますし、担当の方々と一緒に話し合ってこれはいいですねと、一致したところ」

『ゆきまんてん』は県のブランド米(まい)・雪若丸(ゆきわかまる)を親に持つ
品種で、高温に強く、粒が大ぶりで、しっかりとした食感が特徴です。

はえぬきと比べると収量は1割程度多く、はえぬきとほとんど同じ時期に収穫できるということです。

「ゆきまんてん」の本格デビューは2年後(令和9年度)を予定していて、今年度中にどのように販売を進めていくのかなどを協議していくということです。