仙台市八木山動物公園で、去年12月に誕生したホッキョクグマの赤ちゃん2頭がすくすく成長しています。今月17日には初めて屋外に足を踏み入れる様子が公開され、そのかわいらしい姿を見ることができます!

恐る恐る、外の様子を伺いながら顔をのぞかせた2頭。と思ったら、すぐに戻ってしまいました。

これは仙台市太白区の八木山動物公園が今月17日に公開した映像です。去年12月に誕生し、今月20日に生後4か月を迎えたオスとメスのホッキョクグマの赤ちゃんが生まれて初めて外の世界に足を踏み出す瞬間が捉えられています。

2頭はオスの「カイ」とメスの「ポーラ」の間に生まれました。ポーラにとっては4度目の出産で、ホッキョクグマの双子が生まれたのは国内では12年ぶりです。

仙台市八木山動物公園ホッキョクグマ飼育担当 大崎彩佳さん:
「ポーラは4度目の出産になるが、過去3回はすぐに子どもが死んでしまっている。今回ここまで成育しているのは初めて。双子は野生でもどちらかが死んでしまうことがよくあるので、2頭ともこのように成長するのはポーラが子育てを頑張ったんだなと」

体長は大型犬と同じくらいのおよそ80センチに、生まれたばかりの頃に600グラムほどだった体重は4か月でおよそ20キロになりました。八木山動物公園によりますと牙や爪の形は大人に近づいていて、親のポーラに与えられているえさの馬肉を引きちぎろうとする様子も見られたということです。

仙台市八木山動物公園ホッキョクグマ飼育担当 大崎彩佳さん:
「ホッキョクグマの成長は早いので、あっという間に大人と同じ大きさになる。ころころと丸っこい体つきは今しか見られないので、ぜひ見てもらえれば」

母親のポーラに見守られながらすくすく成長している2頭。一般公開は来月下旬から6月頃の予定です。