ウエイトリフティングはバーベルを一気に頭上まで持ち上げる「スナッチ」といったん鎖骨の位置で止め、その後、頭上に持ち上げる「クリーン&ジャーク」の合計の重さで競います。

提供:石川県ウエイトリフティング協会

世界ユース選手権の選考基準を突破した、55キロ級の敬さん。

提供:石川県ウエイトリフティング協会

去年のインターハイや先月の全国選抜大会でいずれも2位に入るなど、将来を期待されています。

Q.敬さんはどんな人?
チームメート
「バカっぽい、学校(生活)めっちゃバカっぽいです」

Q.練習中は?
チームメート「ウエイトはまあまあすごい、みんながついていく『アレ』に」

そんな敬さんが、島からおよそ2時間かけて通う八幡中央高校で指導にあたるのは、現役時代、ロンドンオリンピックにも出場した太田和臣(おおた・かずおみ)監督です。

太田和臣監督「冬にスクワットをめちゃくちゃして、足の強化をしてきたので、明らかにやっぱり余裕があって、なので今からかなりポンポンポンと伸びると思います」

監督も目を見張る努力で敬さんが手にした太もも。

松原敬さん(左)同階級の後輩(右)

同階級の後輩「(筋肉の質が)全然違います、全然肉がなくて、筋肉の形が丸見えみたいな」

Q.ウエイトリフティングはどういうものですか?
松原敬さん「生きがい、生きがいでしかないです」

ここまで清々しく言い切る!原動力は競技愛かと思い、監督に尋ねてみると意外な答えが。

太田和臣監督「競技愛というより多分、家族愛じゃないですかね、お父さんが好きな競技、家族がみんなで好きな競技をしている」