八十八夜を前に大分県宇佐市の農園で新茶の収穫作業が始まりました。

宇佐市の千財農園では5.5ヘクタールでお茶を生産していて、24日朝、農園のスタッフが機械を使って新茶およそ800キロを摘み取りました。

収穫された新茶は26日から農園の直売所で販売されるほか、道の駅でも販売される予定です。今年は5月中旬ごろまでにおよそ17トンの生産が見込まれていて、生育は少し遅れたものの、甘みと渋みのバランスが良く、香りも豊かな仕上がっているということです。

(千財農園・千財光延社長)「3月が寒くて、少し遅れ気味なんですけど、良いお茶に仕上がっています。このお茶を飲んで、香りと合わせて季節を感じてほしいです」

また、茶畑に隣接する斜面には250本の藤の花が咲き誇り、見頃を迎えています。農園ではこの美しい花々のもとで新茶も味わうこともでき、訪れた人たちに初夏の訪れを感じさせてくれます。藤の花は5月上旬まで楽しめるということです。