こどもに多く見られる「リンゴ病」の患者数が増加していて、山形県内では警報レベルが続いています。
また、全国でも患者数が増加している百日せきが県内でも増加しているとして、県が注意をよびかけています。
県衛生研究所によりますと、今月14日から20日までに県内26の小児科定点医療機関から報告があった「伝染性紅斑」いわゆる「リンゴ病」の患者数は81人で
前の週より13人増加しました。
1定点あたりの患者数は3.12人となり、警報レベルの2.0人を超えています。
保健所別では村山保健所で38人、山形市保健所で22人、置賜保健所で14人となり、いずれも警報レベルとなっています。

「リンゴ病」は微熱やかぜの症状などが出て両頬に赤い発疹(はっしん)が出るのが特徴で、子どもに多くみられます。
また、全国で患者数が増加している呼吸器の感染症「百日せき」の患者数が、県内で34人で、前の週より21人増加しました。

百日せきは、かぜのような症状などが出た後、激しい咳が数週間続くのが特徴で、
子どもを中心に感染が広がっています。
「リンゴ病」、「百日せき」ともに飛沫や接触により感染するため、県では引き続き、石けんでの手洗い、換気、適切なマスクの着用など感染対策を呼びかけています。
