26日に松本市で開かれる、長野県市町村対抗駅伝。父が監督を務め、3人の兄妹リレーで入賞を目指す、岡谷市チームの「駅伝一家」を紹介します。
揃いのジャージ姿で家を出たのは、岡谷南部中2年の双子の兄妹、田畑真子さんと、真司さん。ともに岡谷市の駅伝メンバーで、本番に向けた練習に向かいます。
チームの監督を務めるのが、選手として出場経験もある父の田畑幸司さん。
父・幸司さん「(自分が出場した時に)入賞したのが最後なので、ぜひもう一度」
さらに、2人の兄で諏訪清陵高校1年の泰司さんも、駅伝メンバー。
1区を真子さん、2区を真司さん、そして3区を泰司さんと、レース序盤を「田畑兄妹」が繋ぎます。

1区を走る真子さんは、兄妹の中でも特に実績十分の有望株。小学生のころから数々の大会で表彰台にあがっていて、今は県の強化指定選手にも選ばれています。去年も1区を走って、7位。今年はさらに、上を目指します。
田畑真子さん:「去年は途中で先頭集団から離れてしまったので今年は離れないように。まずは1区で区間賞をとって、2区につないで、良い感じで3人走れたらいいなと思います」
真子さんのたすきを受けるのが、双子の兄・真司さん。
今がまさに伸び盛りで、ラストスパートなど「ここぞ」という時の爆発力が持ち味です。
田畑真司さん:「兄妹でバトンをもらえるのは特別な感じというかうれしいです。(力出る?)はい。調子も結構上がってきていいタイムも出せてきているので、順位を落とさないように」
父・幸司さんが「兄妹で一番、練習熱心」と評価するのが、高校生の兄・泰司さんです。今回、社会人や大学生も走る準エース区間の3区に抜てき。粘りの走りが、期待されます。
田畑泰司さん:「やはりみんなの力が合わさって初めて勝てるものが駅伝だと思っているので、自分なりに粘って頑張って走りたい」

2010年の7位が最高の岡谷市。田畑兄妹のリレーから波に乗り、目指すは、久しぶりの入賞です!
田畑幸司監督:「先行逃げ切りじゃないですけど、絶対最初に前にいたほうが有利なので。実力者がそろったので、久しぶりに入賞を狙えるんじゃないかなと思っています」