過去10年で消失面積が最大規模となった、南陽市の林野火災からまもなく1年です。
けさ、被害の大きかった秋葉山では、春の火災予防週間に合わせて火災を繰り返さないよう祈る神事が行われました。
けさ9時ごろの南陽市の秋葉山の様子です。山火事があった現場の木々は、炭状になっています。

去年5月、南陽市の秋葉山で大規模な林野火災が発生しました。消失面積はおよそ122ヘクタールで、過去10年で最大規模の山火事となりました。

南陽市では、山火事を未然に防ごうと今年から春の火災予防週間に合わせ、「林野・野火火災特別警戒期間」を設定しています。
けさ、秋葉山の旧山荘付近で、白岩孝夫市長や消防関係者が玉串を奉納し、火災を繰り返さないよう山の安全を祈りました。

宮地一昭 南陽消防署長「市民、住民1人1人の責任ある行動、絶対に火事を起こさないという心構えが必要です」

神事の後、火災予防を啓発するのぼり旗の設置などが行われました。

関係者によりますと、山火事の原因の大半は人為的なものだとして、南陽市では、啓発活動を通して山火事を防ぎたいとしています。
白岩孝夫 南陽市長「みんなで火事を防ぐんだと、そういう意識の高揚につながり山火事を防ぐことができれば大変ありがたい」

南陽市では、春の火災予防期間を拡大して来月17日まで「林野・野火火災特別警戒期間」を設定し、SNSや紙媒体などで市民に火災予防を訴えていくということです。