23日、中国で開幕した「上海モーターショー」。アメリカの追加関税の影響について、中国の自動車メーカーからは「アメリカ車に影響があっても中国車に影響はない」との声が聞かれました。

「上海モーターショー」は世界最大級の自動車の展示イベントで、各メーカーがEV=電気自動車の最新モデルなどを発表しています。

今回はトランプ政権が関税を引き上げる中、各社が中国市場でどのような戦略をとるのかが注目されています。

去年、アメリカに輸出された中国製の自動車は輸出台数全体の2%以下でした。出展していた中国の自動車メーカーからは。

中国の自動車メーカー担当者
「それほど大きな影響は受けないはずです。現在の中国は国内市場が大きくて需要もかなり旺盛ですし、政府も関連する政策を打ち出しています。なので、私は大きな影響はないと考えています」

中国の自動車メーカー担当者
「以前は中国の消費者はアメリカ車を好んでいましたが、関税戦争の影響で買えなくなるかもしれません。関税が上がっている一方で(車の)需要は依然としてあるので、かえって(値段の安い)中国製の車にチャンスが訪れてます」

一方、日本の自動車メーカー・ホンダは「部品の一部はアメリカから輸入している」として、影響があるとの認識を示しました。