四国新幹線の実現に向けて機運の醸成を図ろうと、香川県の経済界を中心としたシンポジウムが高松市で開かれました。

会場には、香川経済同友会の会員など約130人が集まりました。四国新幹線の整備計画の早期格上げに向けて、地域全体で取り組もうと開かれたものです。

新幹線の整備に詳しい富山大学の中川大特別研究教授が講演し、「四国は特急列車の本数が多く世界有数の鉄道の活力がある。ほかの計画が停滞している今が実現のチャンス」などと話しました。

(富山大学 中川大特別研究教授)
「四国は計算をすると(新幹線の)効果が大きいことが分かるので、進めるべき時が来ている」

四国新幹線を巡っては、今年度、高松市がサンポート地区で、新幹線の新駅設置に関する調査を予定しています。