不足する「IT人材」をバングラデシュから呼び込む動きが活発化しています。長崎県は22日、採用を検討している県内の企業を対象にセミナーを開きました。
長崎県は深刻化する「IT人材」不足を解決するため、バングラデシュの若い人材採用への支援に力を入れています。22日に開かれたセミナーには、県内に拠点をもつ企業30社が参加しました。
県が支援するバングラデシュ人材の採用スキームでは、まず採用したい企業が日本語や高いIT技術を現地で学んだ若者と面接。内定者は留学生として来日し、4か月間長崎大学で日本語の研修などを受けたあとそれぞれの企業で業務にあたります。
今年2月には、1期生3人が県内企業に入社しました。採用した企業はー
オリエント アイエヌジー中島 靖人社長:
「かなり優秀です。おそらく同年代の日本人の子と比べてもかなり優秀だと思います」
外国人採用に戸惑いがある企業も多いとみられますが、実際に採用した企業からが、向上心の高さと社内にもたらす『新しい風』を高く評価する声が聞かれました。
オリエント アイエヌジー中島 靖人社長:
「今までいない人材でもある。単なる人材不足の話ではなく専門的な人材として活躍してもらえればと思っています」
県は今後も産学官が連携してこの取り組みを進め、第3期生について、今年6月現地で面接会を開く予定です。