SNS型投資詐欺の被害を何度も未然に防いだとして、宮崎県小林市の銀行員が県内の金融機関で初めて「特殊詐欺等被害防止マイスター」に認定されました。

「特殊詐欺等被害防止マイスター」に認定されたのは、宮崎銀行小林支店支店長代理の深江香奈恵さんです。

深江さんは、先月、銀行を訪れた60代の男性が、振込限度額の引き上げを求めてきたため、理由を訪ねたところ、「ビットコインが」などとうまく説明できなかったことから、詐欺の可能性を疑い、警察に通報しました。

男性のスマートフォンには、SNSを通じて45万円を振り込むよう複数のメッセージが届いていたということです。

深江さんが詐欺の被害を未然に防ぐのはこれで3回目で、今回、警察から感謝状とともに県内の金融機関で初めて「特殊詐欺等被害防止マイスター」に認定されました。

(宮崎銀行小林支店支店長代理 深江香奈恵さん)
「これからも不審だなと思った事に関しては必ずお声がけをし、お客様の大事な資産を守る手伝いができるよう頑張っていきたい」

県内では今年、SNS型投資・ロマンス詐欺の被害総額があわせて1億3400万円余りとなっています。