2024年の能登半島地震と豪雨で発生した石川県内の災害廃棄物を、東北地方で初めて、青森県八戸市の「八戸セメント」が受け入れをはじめました。

住友大阪セメントのグループ会社「八戸セメント」は先週19日(土)に、船で運ばれてきた石川県穴水町の災害廃棄物の木くず、約390トンを受け入れました。

能登半島地震と豪雨の災害廃棄物の受け入れは、東北地方の自治体、民間事業者ともに「八戸セメント」が初です。

石川県の災害廃棄物は、地震と豪雨であわせて約409万トンと推計されています。

このうち、八戸セメントは珠洲市、輪島市、穴水町の住宅が解体された際などの木くず約9600トンを2026年3月末までに受け入れる計画です。

焼却して熱エネルギーとして利用したうえで、灰もセメントの原料とする予定です。

住友大阪セメントはかつて、石川県内に工場があったため、今回「八戸セメント」と兵庫県赤穂市の工場での受け入れを計画しています。