気象庁は、「6月・7月は本格的な夏になり、全国的に高温となる見込みだ」として、早めの熱中症対策をするよう呼びかけています。

気象庁は先ほど、5月から7月の3か月間の天候の見通しを発表しました。

それによりますと、5月の平均気温は北日本から西日本で平年並みか高く、沖縄・奄美ではほぼ平年並みとなる見込みです。

その後、6月・7月になると、寒気と暖気の境目である偏西風が平年よりも北側を流れやすくなるため、日本上空は暖かい空気に覆われ、全国的に高温となるということです。

地球全体の気温が抑えられていることから、「平均気温としては、去年ほどの高温にはならない見込みだ」とする一方、「日本付近の大気の流れ次第で急激に気温が上がり、短期的に去年を上回るような猛暑になる可能性もある」としています。

気象庁の担当者は、「6月・7月は本格的な夏の季節が始まる時期。『熱中症警戒アラート』など最新の情報に注意し、早めに熱中症対策をしてほしい」と呼びかけています。