「弘前さくらまつり」の会場では、出店業者が物価高騰に頭を悩ませているなか、「値上げはしない」と据え置きを決断をした店もあります。

16日に開幕した「弘前さくらまつり」。

出店業者を悩ませているのが「物価高騰」です。

2025年は、2024年より7店舗多い150店舗が出店しています。24年、25年と商品の値上げをする店が多い一方、こちらの店は値段の据え置きを決断しました。

北guni 佐々木 弘 代表
「値上げも考えたが、お客さんの反応を見ると、消費が厳しいことも踏まえて、ホタテは無いけれども、今年も去年同様の値段でやらせていただいている」

物価高騰に加え、ホタテの収穫量減少で資材から材料まで2倍近くの値上げとなり、店主は2025年に100円の値上げを考えましたが、客足が遠のくという思いから値上げは取りやめました。

物価の高騰に、訪れた人からは“祭り価格”と割り切る人もいます。

客は
「お店の人も上げたくて上げているわけではないと思うので、そこは割り切って買う」

出店業者によりますと、初めての週末の客入りはまずまずで、サクラの見頃がピークを迎える今週に大きな期待を寄せています。

ただ、物価高騰は客だけではなく、出店業者の大きな“悩みの種”となっているようです。