開通を待ち続ける“奇道”
この謎について、地元住民に聞いてみると、富士街道の拡幅工事に合わせて信号機の撤去が予定されていたものの、車が通ることへの不安が相次ぎ計画が難航しているとのことです。

そのため、標識は隠されガードレールで塞がれたまま、この道路は今でも開通の時を待ち続けているのです。
(松島さん)「石井さんのような道マニアの立場からしたら、あのままでいる方がうれしいんじゃないですか?」
(石井さん)「ネタとしては面白いですけど、決められた役割を果たせないのは、悲しいことだと思います。ここまで長年振り回されてきて、どうして自分はこの世に…」
(松島さん)「生まれてきてしまったんだろうって…。なんか涙が出てきました。そういう人情ものに弱いんですよね。切ない。いつまで待たされるんだろうって」

東京都によると、工事はあと5年ほどかかる見込みで、その暁には信号機が撤去され、新たな交差点として生まれ変わる予定です。
2024年6月11日(火)午後11時56分放送 CBCテレビ「道との遭遇」より