教員の「働かせ放題」問題で、抜本的な解決を訴えます。教職員の労働組合が21日、国で審議されている教職員の給与に関する法律の改正反対を訴えました。
山口県高校教職員組合と県教職員組合の14人が、山口市米屋町商店街でウエブでの署名を呼びかけるチラシなどを配りました。教育現場では、教員の働かせ放題ややりがい搾取が問題となっています。国会では、残業代の代わりに支給される給与の上乗せ分の教職調整額を、月給の4%から10%へ段階的に引き上げる法の改正案を審議しています。これについて組合は、教職員を増やすことや勤務時間を短縮させるための具体的な策が示されていないと主張し反対しています。
県高等学校教職員組合 中原幸一書記長
「みんなに知っていただく、そしてたとえ法案が通ったとしても、おかしいじゃんっていうのを教員以外のところでもですね、声が上がるといいなっていうところがきょうの目的のひとつではあります」
組合は今後も署名活動を続け、集まった署名は文科省に提出することにしています。