”政治とカネ”どう向き合う?元議長の「物語の続き」

あの日から4年。

毛田キャスター
「4年前と比べて支援の輪が広がっていると実感することはありますか」

村上氏「ありますね。やっぱり雰囲気が違います。失敗は失敗ということでお許しをいただいて応援してくださる方々が非常に増えていると思います」

村上氏は「議会の弱体化」を指摘し、富山市議会の再生を政策に掲げてきました。

村上氏
「議会の力がどんどん弱くなってきたということを実感しております。当局が提案したものだからそれを承認すればいいという程度の議員は議員として失格であります」

この4年間は「充電期間」だったという村上氏。前回選よりも個人演説会や企業訪問を強化し、支持拡大を訴えてきました。

そして、昨夜─。

村上氏は2216票で当選。前回より得票数を減らしたものの市議に復帰しました。

今後、政務活動費とどう向き合うのでしょうか。

村上氏
「(政務活動費の)日本一厳しいルールをつくってきた当事者でありますので、政策に生かされているかも含めて検証しながらそしりを受けないようにしていきたい」

今回の富山市議選では政務活動費の不正が発覚した元職3人のうち、2人が当選を果たしました。いずれも議長経験のあるベテランで、発言力もあるだけに政務活動費だけでなく今の議会とどう向き合うのか、今後の動向に注目が集まります。