熊本市の竜南中学校が、新しく配備したはずの「階段昇降機」を誤って捨ててしまっていたことが明らかになりました。

昇降機は、車いすに乗ったまま階段を昇り降りできる機械です。

この学校では元々、1台を所有していましたが、20年以上使っていて更新時期が来たため、熊本市教育委員会が2024年6月に新しい昇降機を配備していました。

ところが、3月に学校内の大型ごみを処分する際、職員が、古い昇降機ではなく、新しい昇降機を誤ってごみ置き場に置いてしまい、そのまま廃棄されてしまったということです。

学校は翌日、回収業者などに問い合わせましたが、すでに処分されていたといいます。

新品の昇降機の購入価格は約160万円でした。

学校は、誤って廃棄したことを教育委員会へ報告し、今後の対応について指示を待つとしています。

なお、学校側によりますと、新年度に入り、その階段昇降機を必要とする生徒はいないということです。

【写真を見る】廃棄予定だった“古い方の”階段昇降機