東北6県を管轄する東北総合通信局の局長に新田隆夫氏が就任し、ICT=情報通信技術の力で東北を元気にしたいと抱負を述べました。

東北総合通信局 新田隆夫局長:
「ICTの力で東北に住む人や産業界に少しでも役に立ちたい、東北を元気にしたいという思いで業務を進めていきたい」

4月1日付けで東北総合通信局長に就任したのは新田隆夫氏です。新田氏は山口県出身の57歳で慶応大学大学院理工学研究科を修了後、当時の郵政省に入りました。2011年に東日本大震災が発生した際は、総務省の重要無線室長として無線機器や衛星電話を確保し自衛隊の救助活動を支援しました。

今後は非常時でも住民が適切に情報を取得できる通信の強靭化に取り組み、防災・減災の力になりたいと決意を述べました。また、スマート農業を推進するなど、ICTを活用した地域の課題解決に取り組むということです。