石破総理は21日、先週、行われた日米関税交渉について、「各論に議論が及ぶことは想定していなかったし、各論を議論したとは承知していない」と話しました。

立憲民主党 徳永エリ 参院議員
「米国側から、米軍駐留米軍の経費の負担の増額や農林水産物のさらなる市場開放を求められるのではないかということはずっと言われておりましたよね。にもかかわらず、防衛省や農林水産省の高官が同行しなかった。そのわけについて、総理、教えていただけますか」

石破総理
「今回、防衛でありますとか、農政でありますとか、そういう各論に議論が及ぶということは想定をしておらなかったとこでございますし、実際問題、そういうことについて、実際の各論について議論が行われたとは承知をいたしておりません」

石破総理は日米関税交渉に先立つ、トランプ大統領との会談で関税交渉については「担当閣僚同士で話をしようという合意だった」と話し、赤沢経済再生担当大臣が行う関税交渉では、防衛や農政などの各論については「議論が及ぶことは想定していなかったし、各論を議論したとは承知していない」と話しました。