丸まげ姿の未婚女性が幸せな結婚を願う練り歩く氷見市の「まるまげ祭り」。去年は能登半島地震の影響で巡行は中止となりましたが、17日2年ぶりに華やかな行列が街を練り歩きました。

丸まげに着物姿の華やかな女性たち。毎年4月17日に行われる氷見市の伝統行事「まるまげ祭り」です。

去年は能登半島地震の影響で巡行が中止となりましたが、ことしは県内外から27人が参加しました。

参加した女性
「去年も参加しようとおもってたんですけど震災があって出られなくて、今年こそは出たいと思って」
「こんな髪型や着物を着ることがないので、なんか新鮮な気持ちです」

中にはインドネシアから参加した女性も――

インドネシアから参加
「日本の文化を体験したい」
Q「着物着てどうですか」
インドネシアから参加「きれい。ちょっと素敵です」

祭りは江戸時代、氷見にいた芸妓が年に一度の休日に人妻を象徴する髪型「丸まげ」を結って幸せな結婚ができるようにと、千手寺の千手観音に願掛けをしたのが由来とされています。

地元では女性たちのことを親しみをもって「丸まげさん」と呼んでいるということです。

「丸まげさん」たちは約1.2キロを歩き千手寺に到着すると、それぞれ良縁や開運を願って千手観音に手を合わせていました。