健康面や洗濯物の取り扱いに注意が必要な「黄砂」。きょう17日は飛来していませんが、影響がでている場所がありました。
そもそも黄砂とは?

黄砂は中国内陸部やモンゴルの砂漠などの砂が強い風で巻き上げられ、偏西風という上空で吹く西風にのって日本に飛来するものです。
黄砂には、ガラス質の粒子が含まれているため、車に付着すると車体に傷がつきやすくなってしまいます。
洗車依頼は「通常の3倍弱」
熊本市西区のガソリンスタンドには、洗車をしようと次々と車が入ってきます。
熊本を含む九州北部地方では、4月13日から14日にかけて黄砂が飛来。このため、きょう(17日)は大忙しです。

肥後石油 島崎給油所 山崎智久所長「この3日間は通常の3倍弱くらい洗っています。朝9時から受付をするが、それからひっきりなしにという感じです」
屋外に止めていた車はびっしりと黄砂の汚れが。

さらに、この汚れをより頑固なものにしたのが14日(月)に降った雨でした。
山崎所長「黄砂は水に濡れた瞬間に固まってしまいます。だから黄砂が降って雨が降ったら本当にめちゃくちゃ汚れます」
この頑固な黄砂を洗い流す場合、まず水で流すことが重要です。洗い流さずにタオルで拭いてしまうと、車体の表面を傷つけてしまう恐れがあるといいます。

山崎所長「最初にしっかりと洗い流さずに洗車したのだと思いますが、傷がついてしまった車を持ってこられて『どうにかならないか』という相談を受けて磨いたことも、ここ数日あります」
加えて、事前にコーティングをしておくと、汚れがさらにつきにくくなるといいます。
5月ごろまで続く黄砂の飛来。車の汚れに気を揉む日もまだ続きそうです。