山梨に果物のシーズンが到来です。

農業用ハウスで栽培されたモモの収穫が山梨県甲州市で始まりました。

松島直輝アナウンサー:「ハウス内全体を包み込む甘い香り。そして、ご覧ください。モモが美しくピンク色に色付いています」

初収穫を迎えたのは早生品種の「さくひめ」です。

甲州市にある農業用ハウスでは生産者の清水明子さんがほんのりとピンク色に色付いたモモを一つ一つ丁寧に収穫していました。

今年は、冬の天候が良好で温度管理が上手くいったことから酸味が少なく、モモの甘みと香りを十分に感じられる出来になったということです。

JAフルーツ山梨 廣瀬幸輝さん:
「温度を一定に保つためには重油を使わなくてはならないところがあり、非常に苦労した面もあったが、無事本日収穫を迎えられて非常に喜ばしい気持ちです」

4月17日は約30㎏が収穫され、18日から首都圏や関西、それに台湾などに向けて出荷される予定です。

なおJA全農やまなしによりますと、2025年県内から出荷されるハウスモモは農家の高齢化による農地面積の減少などで2024年より約3%少ない73tが見込まれています。