教師の“主観”に左右されないように…

(八幡中学校 佐藤和志 主幹教諭)
「これが子どもたちのもらう通知表。教科毎に(観点別)ABCが入って評定が入る」

通知表の5段階評価は「3つの観点」に沿ってつけられます。

1つ目の「知識・技能」と、2つ目の「思考・判断・表現」はいずれも学習の理解度をはかるものですが、3つ目の「主体的に学習に取り組む態度」。これは教師の主観に左右される部分とも感じられます。

(八幡中学校 佐藤和志 主幹教諭)
「これが一番主観に思われがち。僕らもそうならないよう気を付けますが。『こういった姿がみられたら主体的に取り組んでいる』と(評価基準を)各教科で決めている」

これが学習態度の評価ポイント。「自分の考えを表現できるか」、「周りの考えを聞けるか」。授業中にこうした点をチェックして評価します。

(八幡中学校 佐藤和志 主幹教諭)
「手を上げた回数とか、忘れ物せずに真面目に取り組めたという側面で評価していた時代もあったが、今はそうじゃなくて、その子がより伸びるためにどんな工夫や努力をしているのかを観点の一つとして見ている。(Q:感情は?)感情は一切抜きで!」