■“勝ち組”と“負け組”に二極化する道の駅

いま、全国の道の駅は“勝ち組”と“負け組”の二極化が進んでいて、「目的地になり得る独自性」が、集客力のひとつになっています。

14日、リニューアルオープンした北海道古平町の道の駅。

特産のたらこを施設名に入れてPRします。

田中未来 記者
「ラワンブキのジャムを混ぜ込んだソフトクリームです」


8日にリニューアルオープンした歌志内市の道の駅は、観葉植物の販売や目利きバイヤーが揃えたセレクトショップをウリにします。

再び、札幌市初の道の駅構想です。

計画しているのは、国道337号線沿い。

新千歳空港や北海道苫小牧市の港とも結ばれるため、今後、物流トラックをはじめ、交通量が増えると見込んでいます。

手稲稲山連合町内会会長・北海道科学大学名誉教授 畑中裕さん
「(ドライバーに)休憩所を作ってあげれば交通事故防止にもなる。広場ができれば、災害の避難地にも使えるだろうと」


イメージでは、温泉、野菜直売所、コンビニなどがある道の駅に。

畑中さんは、まず期成会を作り、札幌市へ要望書を提出する予定です。

構想がある国道337号線には、千歳市のサーモンパーク、長沼町のマオイの丘公園、当別町の北欧の風とうべつ、人気の道が並んでいます。

まちづくりが専門の北海道科学大学未来デザイン学部の道尾淳子准教授は「新たな道の駅は、これらの道の駅との連携で、点と点を道路という線で結ぶ視点が不可欠」 だと話しています。
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