【平】長崎国際観光コンベンション協会がクルーズ船来港時に行ったアンケート調査によると、昨年度(令和6年度)は国別では中国が32.9%と最も多く、ついでアメリカで19.4%、以下フィリピン、インドネシアなどが続いています。

また、長崎市を含むクルーズを選んだ理由としては「被爆地だから」が最も多く、「日本、西洋、中国の文化が融合している」など長崎市の歴史・文化への興味や景観の魅力を挙げています。

長崎市内での訪問先としては、原爆資料館・平和公園が最も多く、2人に1人が訪ねています。

館内が“ほぼ外国人”の時間帯も…

ダイヤモンド・プリンセスが入港した日の長崎原爆資料館です。通訳ガイドに連れられて分刻みで次々とクルーズ客がやってきます。船の規模や時間帯によっては、資料館内の見学者がほぼ外国人ということもあります。

観光案内だけはなく、スケジュール通りにツアーを催行するのも通訳ガイドの役目です。ガイドは個人事業主が多く、旅行会社などと個別契約しています。クルーズ客が増加する中、長崎では通訳ガイドの数が足りていないといいます。