2025年のゴールデンウィーク。旅行や帰省の予定を立てている人も多いのではないでしょうか。物価高や円安が続く中で迎えるゴールデンウィーク。2025年はどう過ごすのか街の人に聞きました。

街の人:
「鳴子に行く。とりあえず温泉に行こうかと思っている」
「旅行で大阪に行きます。3日から6日で」
「30日から2日に休みを取って、つなげて、県外(栃木)に行こうかな」
「(飛び石で)行きづらいし、間に幼稚園や小学校が入ってしまうので、どうしても制限があるので、実家でゆっくり過ごそうと思います」

それでは改めて、カレンダーを見てみます。26日から27日の土日のあと1日空けて29日が休み、3日空けて来月3日から6日までの4連休と休みが飛び石状態となっていますね。

旅行会社に2025年のゴールデンウイークの予約の傾向などを聞きました。大手旅行会社「HIS」によりますと、国内旅行の予約は、コロナ禍前の水準には戻っていないものの、2024年に比べて9.2%増えているということです。

HIS仙台パルコ2営業所 黒川功太郎所長:
「関西も問い合わせは増えていて、きょうも電話で問い合わせがあった」

大阪・関西万博の開催に伴い関西圏の問い合わせが増えているほか、インバウンド需要の増加で東京の宿泊費が高騰している影響で、千葉や神奈川の予約が増えているということです。

一方、海外旅行の予約は、日並びの影響もあってか2024年に比べて3.1%減っているということです。そんな中、短い日数でも行けるアジア圏の人気が高まっています。

HIS仙台パルコ2営業所 黒川功太郎所長:
「例年に続いて、ソウルの人気が高く、年代別だと20代。シェアでは26.8パーセントと、引き続き、若年層の方から高い支持を得ている。2025年おすすめなのは、テーマパークやグルメ、ショッピングが充実している香港。仙台から直行便が就航していることもあり、非常におすすめ」
また、大手旅行会社JTBが行ったアンケート調査によりますと、4月25日から5月7日までの間に1泊以上の旅行に出かける人で国内旅行の平均費用は3万6600円。2024年より1.4%多く、物価高などの影響を受けてわずかに増えています。また、海外旅行の平均費用は26万8000円。2024年より0.4%少なく、引き続き円安や物価高の影響を受けて2024年並みとなっています。

ただ、JTBの調査では、すべての年代で旅行に行く意欲が、2024年より低下していて。

旅行に行かない理由として「混雑」に次いで「旅行費用が高い」「家計に余裕がない」といった経済的理由を挙げています。長期で海外旅行という人と近場で済ませるという人の「二極化」が顕著になっているようです。