今年は終戦から80年となります。その80年前、福島県内でも多くの地域で空襲の被害がありました。その中でも最も大きかったのが、80年前の4月にあった郡山空襲です。

空襲が発生した4月12日、当時に思いを馳せ、郡山駅前で、空襲の跡地をめぐる人たちがいました。戦争と平和を考える市民団体が毎年、開いているもので、郡山市の伊藤洋さん(83)が代表を務めています。

元教員の伊藤さん。空襲があったのは、3歳のときでした。幼いながらも、B-29が飛来したのを、家族と見た記憶が残っています。

郡山地域の戦争と平和を考える会代表・伊藤洋さん「柿の木に登って、そんなに家がないから見えた。郡山(中心部)に、また来た、また来たって。トラウマのように残っている。夢にも見るときがあります」